日本代表を襲う“終わらない負傷連鎖” 全試合出場の瀬古歩夢選手が肋骨骨折、静かに広がる不安

2026.2.9

【©️Havre Athletic Club 】

また一人、日本代表にとって看過できない離脱者が出た。
フランス1部リーグ・アンで奮闘を続けてきたDF瀬古歩夢選手が、

肋骨骨折のため戦線を離れることがクラブから発表された。


 

ル・アーヴルは2月7日、翌8日に行われるリーグ・アン第21節ストラスブール戦を瀬古が欠場すると公式に公表。

「ランス戦で肋骨を骨折したため、残念ながら欠くことになる」と説明している。

 

今季からル・アーヴルに加入した瀬古選手は、開幕戦から一貫して起用され、センターバックのみならずボランチとしてもプレー。

リーグ戦全20試合に出場し、前節のランス戦でもフル出場を果たしていた。

表面上は“通常運転”に見えたが、その裏で身体は限界を迎えていたことになる。

チームは現在15位。

降格圏とは勝ち点7差とはいえ、決して安泰とは言えない立場だ。

負傷者が徐々に復帰するなかで、シーズンを通してチームを支えてきた瀬古選手の離脱は、戦力面でも精神面でも小さくない痛手となる。

一方で、このニュースがより重く響くのは日本代表の事情だろう。

南野拓実選手、久保建英選手、浅野拓磨選手と、主力級の負傷報告が相次ぐなかで、

欧州で安定した稼働を続けていた瀬古選手までがリストから外れる可能性が出てきた。離脱期間は明らかにされていないが、肋骨骨折という負傷の性質上、

無理をさせる選択肢は取りづらい。

近年の日本代表は「選手層の厚さ」を強みとしてきた。

だが、同時多発的な負傷が続く状況では、その前提すら揺らぎかねない。

瀬古選手の離脱は、単なる一選手の欠場ではなく、日本代表全体が抱える“過密日程とコンディション管理”という課題を、あらためて浮き彫りにしている。