K―1超攻撃型こそ女王の証明 SAHO選手 圧力でねじ伏せ2度目の防衛成功「強い外国人と戦い続けたい」
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女子キックボクシング界の世界の頂点であることに、守りは要らない。
前に出て、殴り合い、リスクを引き受ける―その姿勢こそが王座の価値を高める。
K―1ワールドGP女子フライ級王者のSAHO(26=闘神塾)が、
超攻撃型のファイトスタイルを貫き、2度目の防衛を成し遂げた。
「K-1ワールドGP2026~90キロ以下級世界最強決定トーナメント」は
8日、東京・国立代々木競技場第2体育館で開催。
女子フライ級タイトル戦でSAHOは、Krush同級王者のソフィア・ツォラキドゥ(19=ギリシャ)と対峙し、判定3―0の完勝を収めた。
試合は開始から一貫して王者の時間だった。序盤から一歩も引かず、前進圧力をかけながら左右のパンチを的確にヒット。2Rに入っても勢いは衰えず、顔面を捉える打撃で主導権を完全に掌握した。
挑戦者も反撃を試みたが、王者の圧に押し返される展開が続く。最終Rはコーナーに追い込み、パンチに膝蹴りを織り交ぜる猛攻。倒し切れなかったものの、内容で圧倒する王者らしい防衛劇だった。
試合後、SAHOは安堵と同時に、責任の重さを口にした。
「タイトル戦が5試合ある中で、自分がトップバッターだった。女子の試合は男子に比べて面白くないと思われがちなので、最初に会場を温めないといけないというプレッシャーがありました」
その重圧を、SAHOは“攻めること”で跳ね返した。
「ソフィアは本当にタフで強い選手。強い相手だからこそ、今日みたいな試合ができた。倒せなかったのは悔しいけど、会場を沸かせることはできたし、魅せられたと思います」
勝因についても、迷いはない。
「自分らしい攻撃ができたこと。ダウンに近いところまで追い込めた。そこが一番大きかった」
そして視線は、すでに次の高みへ向いている。
「王者だからこそ、どんどん挑戦していきたい。自分がリスクを背負うくらい、“負けるんじゃないか”と思われる相手とやる方が、ベルトの価値は上がる。強い選手だからこそ、魅せられる試合がある。だから、どんどん強い外国人選手と戦っていきたい」
守りに入らず、危険地帯に踏み込むことを宣言した。

