パーマーが“前半だけでハット”という異次元の領域へ プレミア史に刻んだ3度目の快挙、ランパード&ドログバも超えた夜

2026.2.8

【©️Chelsea Football Club 】

チェルシーのイングランド代表MFコール・パーマーが、プレミアリーグの歴史に新たな1ページを刻んだ。

7日に行われたプレミアリーグ第25節、ウルヴァーハンプトン戦。パーマーは前半だけで3ゴールを叩き込み、チェルシーを3-1の勝利へと導いた。しかも、そのうち2点はPK。試合の流れを完全に掌握する圧巻の内容だった。


 

注目すべきは、その“達成の仕方”だ。

パーマーがプレミアリーグで前半のみでハットトリックを記録したのは、これで通算3度目。2023-24シーズンのエヴァートン戦、24-25シーズンのブライトン戦に続く偉業であり、同一選手による複数回達成はリーグ史上初とされている。

さらに、今試合の活躍により、パーマーはプレミアリーグ通算4度目のハットトリックを記録。これはクラブの象徴的存在であるフランク・ランパード氏、ディディエ・ドログバ氏を上回り、チェルシー史上最多という新記録となった。

この日の2点目は、2023年夏にチェルシーへ加入して以降、公式戦通算50ゴール目という節目の一撃でもあった。試合後、パーマーは冷静に語っている。

「節目の数字を意識しているわけじゃないけど、達成できた時はやっぱり嬉しい。勝ち点3を取れて、ゴールも決められた。今日は難しい試合だったけど、良い内容だったと思う」

後半に関しては「やや精彩を欠いた」と自己評価を下げつつも、「個人的には得点に絡めたことが大きい」と手応えをにじませた。

今季のパーマーは決して順風満帆ではなかった。

そけい部のトラブルや小指の骨折といったアクシデントが重なり、公式戦出場は17試合にとどまっている。

「キャリアで初めての経験ばかりで、今もどう対処するべきか探っている。正直フラストレーションは溜まる。今季は“万全”と感じた試合がほとんどなかった」

それでも前を向く原動力となっているのが、周囲の支えだ。

「スタッフのサポートは本当に素晴らしい。毎日フィジオと話し合いながら進めてきた。みんなが支えてくれたから、ここまで来られた」

最後に、完全復活への思いを言葉にした。

「言い訳をするつもりはない。ケガは必ず乗り越える。自分が万全な状態なら、何ができるかは分かっている。一日も早く、そこに戻りたい」