Luup 東京23区を完全網羅“最後の空白地帯”解消で都市移動は次の段階へ
2026.2.5
【©️Luup.inc】
電動キックボードなどのシェアリングサービスを展開するLuupが、東京都内での展開を新たなフェーズへと進めた。2月5日、同社は江戸川区、葛飾区、足立区の3区に新たなポートを設置すると発表。2月9日から順次運用を開始し、これにより東京23区すべてで同サービスが利用可能となる。
これまでLuupは都心部を中心にポート網を広げてきたが、今回の発表は「23区完全網羅」という象徴的な節目となる。特に新設される3区はいずれも住宅地や商店街が広がり、鉄道駅から距離のあるエリアも多い地域だ。南北方向の移動や、いわゆる“ラストワンマイル”の不便さは長年の課題とされてきた。
同社は「閑静な住宅街と活気ある商業エリアが混在する地域ほど、新たな移動手段へのニーズが高い」と説明。駅前だけでなく生活動線上へのポート設置を進めることで、日常の移動手段としての定着を狙う構えだ。今後も設置数は順次拡大していくという。
都市部における移動の在り方が見直される中、Luupの23区制覇は単なるエリア拡張にとどまらない。公共交通を補完する“超短距離移動インフラ”として、電動モビリティがどこまで生活に溶け込めるのか。利便性と安全性の両立という課題を抱えながらも、東京の街は確実に次の移動様式へと歩みを進めている。

