王者の意地が地元で結実 ヴォルカノフスキー、ロペスの再挑戦を退け初防衛成功

2026.2.1

【©️UFC】

UFC世界フェザー級王者のアレクサンダー・ヴォルカノフスキー(オーストラリア)が、地元の大声援を背に王者としての存在感を改めて示した

日本時間2月1日、オーストラリア・シドニーのクドス・バンク・アリーナで開催された『UFC 325:ヴォルカノフスキー vs ロペス2』。メインイベントのフェザー級タイトルマッチで、王者ヴォルカノフスキーは挑戦者ディエゴ・ロペス(ブラジル)と5ラウンドを戦い抜き、判定3―0(49-46、49-46、50-45)で勝利。地元オーストラリアでの初防衛を成功させた


 

 

ヴォルカノフスキーは戦績27勝4敗。

フェザー級王座を5度防衛した後、イリア・トプリアにKO負けを喫し一度は王座陥落を経験した。しかし昨年4月の王座決定戦でロペスと再戦。2ラウンドにダウンを奪われながらも巻き返し、5ラウンドの判定勝利で王座に返り咲いていた。

その雪辱を期して臨んだロペスは、前戦で13連勝中だったジェアン・シウバをTKOで下すなど勢い十分。王者にとっては、再び試練となる一戦だった。

 

試合は序盤から緊張感の高い展開となった。

1ラウンド、ヴォルカノフスキーは左右のフックとタックルで前進し、ロペスをケージ際へ追い込む。2ラウンドでは一転してロペスが中央を支配し、ジャブとカーフキックで距離をキープ。互いにギロチンやチョークを狙う場面もあり、攻防は拮抗した。

中盤の3ラウンドでは、ヴォルカノフスキーが右フックのカウンターを的確にヒットさせ、タックルで主導権を握る場面を作る。一方のロペスも右フックで王者をぐらつかせ、試合は最後まで読めない展開となった。

終盤、4ラウンドでも王者はストレートを当て続け、最終5ラウンドではタックルから小外刈りで揺さぶりをかける。ロペスが一時バックを奪う場面もあったが、ヴォルカノフスキーは冷静に対処。腕十字を凌ぎながらパウンドを落とし、試合を締めくくった。

試合後、ヴォルカノフスキーは

「若い挑戦者をフィニッシュしたかった。正直、5ラウンドはやりたくなかったよ。

次は挑戦する資格のある相手なら、誰とでも戦う」

と苦笑いを浮かべつつ王者としての覚悟を口にした。