中国サッカー界に激震!八百長・汚職で73人を永久追放、名門クラブにも厳罰

2026.1.29

中国サッカー界を揺るがす大規模な不正摘発が、ついに具体的な処分として表面化した。
中国サッカー協会(CFA)は29日、八百長や汚職などの不正行為に関与したとして、李鉄・元中国代表監督を含む73人に永久追放処分を科したと発表。あわせて、プロリーグに所属する13クラブに対し、勝ち点剥奪や罰金などの制裁を下した。


 

近年、中国ではスポーツ界全体を対象とした大規模な反腐敗運動が進められており、サッカー界もその例外ではなかった。CFAはSNS上で声明を発表し、「体系的な見直しを通じ、業界の規律を強化し、サッカーを取り巻く環境を浄化する必要があった」と処分の正当性を強調。「公平な競争を守るための不可避の決断だった」としている。

 

処分対象には、かつて中国代表を率いた著名指導者も含まれる。

2019年から2021年まで代表監督を務め、現役時代にはイングランド・プレミアリーグのエバートンでもプレーした李鉄氏は、2024年12月に収賄の罪で懲役20年の実刑判決を受け、現在も服役中だ。

さらに、CFA元会長の陳戌源氏も永久追放者の一人に名を連ねた。

陳氏は1100万ドル(約17億円)相当のわいろを受け取ったとして終身刑を言い渡されており、中国サッカー界の「象徴的存在」が不正の中心にいた実態が改めて浮き彫りとなった。

クラブへの処分も極めて重い。中国スーパーリーグ(CSL)の2025年シーズンに参加する16クラブのうち、実に11クラブが勝ち点剥奪や罰金の対象となった。中でも、天津津門虎と昨季リーグ準優勝の上海申花には、2026年シーズンの勝ち点10剥奪と罰金100万元(約14万4000ドル)という最も厳しい制裁が科されている。

これまでにもCFA幹部の更迭や、数十人規模の選手・関係者への出場停止処分が相次いでおり、中国サッカー界はまさに再編の渦中にある。

今回の一斉処分は、長年くすぶってきた不正体質に終止符を打つための“強烈なメッセージ”とも言えるが、その代償としてリーグ全体の信頼回復には、なお長い時間を要しそうだ。