UFC324で名勝負製造機同士が生んだ極上の5R死闘!ゲイジーがピンブレットとの激戦を制し2度目の暫定王座戴冠

2026.1.25

総合格闘技イベント『UFC324』
2026年1月25日(日本時間)米国ラスベガス/T-Mobileアリーナ

【©️UFC】

名勝負請負人同士が拳を交えれば、その結末は必然だった。

正規王者イリア・トプリアの戦線離脱により実現したライト級暫定王座決定戦。

元暫定王者ジャスティン・ゲイジーと、新世代のフィニッシャーとして急成長を遂げるパディ・ピンブレットが激突し、ファンの期待をはるかに超える5ラウンドの消耗戦という名作を生み出した。


 

試合は開始直後から、ゲイジーが主導権を握る。
第1ラウンド、鋭い右フックと右アッパーを軸に打撃を叩き込み、ピンブレットからダウンを奪取。王座奪還への強烈な意思を見せつけた。もっとも、寝技を得意とするピンブレットの土俵には決して踏み込まず、百戦錬磨の判断力で距離と局面をコントロール。終盤にはアイポークのアクシデントも発生したが、試合の緊張感をさらに高める要素となった。

第2ラウンドではピンブレットが反撃に転じる。打撃戦を挑み、前へ出る姿勢を鮮明にしたが、被弾を恐れず圧力をかけ続けるゲイジーが流れを渡さない。終盤、ワンツーで再びダウンを奪うと、トップからのパウンドで追い込み、ピンブレットの左目は流血。ここでも“ゲイジーらしさ”が存分に発揮された。

しかし、第3ラウンドで流れが一変する。
序盤から飛ばしてきたゲイジーに疲労の色が見え始め、ピンブレットのパンチと蹴りが次々とクリーンヒット。このラウンドは完全にピンブレットが奪い返し、試合は一気に緊迫の度を増していった。

第4ラウンド以降は、まさに意地と意地の真っ向勝負。
息を吹き返したゲイジーが前進し、ジャブとワンツーで圧力をかければ、ピンブレットも一歩も引かず応戦。両者とも「倒すこと」以上に「引かないこと」を選んだ時間が続き、会場のボルテージは最高潮に達した。

迎えた最終第5ラウンド。
距離は自然と近づき、互いにフラつきながらも拳を止めない。終盤、ピンブレットの連打にゲイジーが頭を抱える場面もあったが、それでも崩れ落ちることはない。

残り10秒、最後の力を振り絞るように打ち合い、

観客総立ちの中でゴングが鳴り響いた。

 

判定は3-0でゲイジー。
名勝負を量産してきた男が、また一つキャリアに刻む伝説級の勝利で、2度目となるライト級暫定王座を腰に巻いた。


▼ライト級 暫定王座決定戦
○ジャスティン・ゲイジー(米国)
判定3-0(49-46×2、48-47)
●パディ・ピンブレット(英国)
※ゲイジーがライト級暫定王者に