アニメとモードが歴史的に交差 『葬送のフリーレン』がCanCam表紙を席巻

2026.1.14

【©️小学館】

アニメキャラクターが、日本を代表する女性ファッション誌の表紙に立つ異例の展開。そんな“時代の壁”を軽やかに飛び越える出来事が遂に現実となった。
TVアニメ『葬送のフリーレン』のフリーレンとヒンメルが、

1月22日発売の『CanCam』3月号スペシャル版(小学館)の表紙に登場。

マンガ・アニメの枠を超え、ファッションの最前線に踏み込むこの試みは、ポップカルチャーの新たな到達点を示すものと言っていい。


 

表紙を飾るのは、アニメ制作を担うマッドハウスによる完全描き下ろしビジュアル。フリーレンとヒンメルは、大人の余裕を感じさせるモノトーンコーデに身を包み、お揃いのスニーカーと、物語の象徴ともいえる“蒼月草”を身につけて並び立つ。アニメの世界観を崩すことなく、同時にファッション誌としての洗練も成立させたその佇まいは、「キャラクターもまたスタイルアイコンになり得る」という強烈なメッセージを放っている。

 

アニメキャラが表紙を飾ること自体は決して前例がないわけではない。しかし、CanCamのような“リアルな女性の憧れ”を体現してきた雑誌の最前線に、ファンタジー世界の英雄と魔法使いが自然に溶け込む光景は、まさに異例中の異例。これはコラボを超えた、「文化の融合」と呼ぶべき一歩だ。

 

誌面では『葬送のフリーレン』の世界観を深掘りする特集も展開。

フリーレン役の種﨑敦美と、ヒンメル役の岡本信彦による対談では、

第1期の収録を振り返りながら、作品が持つ“会話の温度”や“間”の大切さが語られる。
種﨑は「考えてきたことよりも、その瞬間の共演者とのやりとりに集中していた」と明かし、岡本も「セリフではなく会話の流れで感情が立ち上がる作品」と語る。派手な決めゼリフではなく、心の機微で物語を紡ぐこの作品の本質が、ここでも丁寧に言葉にされている。

 

さらに第2期の見どころや、キャラクターに込めた想いについても語られ、サイン入り生チェキが当たる応募企画まで用意されるなど、ファンにとっても見逃せない一冊となっている。

1月16日から始まるアニメ第2期を目前に、『葬送のフリーレン』は今、物語としてだけでなく、カルチャーアイコンとしても新たなフェーズへと踏み出した。
フリーレンとヒンメルがファッション誌の表紙に立つ光景は、アニメが“見るもの”から“身にまとうもの”へと進化していることを象徴している。CanCamの表紙に刻まれたこの一歩は、日本のポップカルチャーが世界に誇る柔軟さと創造力を、鮮やかに証明してみせた。