ロンダ・ラウジー“ボクシング転向”報道に疑問符 ケイティ・テイラー戦浮上も「実現性は未知数」
2025.12.5
【©️Full Violence】
MMA界の象徴として知られる元UFC女子バンタム級王者、ロンダ・ラウジー(38=米国)にボクシング転向の噂が浮上した。米ボクシング専門サイトなど各社が、2階級統一王者ケイティ・テイラーとの対戦が「進行中」と報じた。
ただ、その実現性には早くも慎重な見方も出ている。
WBC総会(タイ)でテイラー陣営を取材した際、関係者筋から「ラウジー戦の可能性」が語られたとする。ことの真意は定かではないが、正式な契約やプロモーション側の発表は一切なく、現段階では“水面下の打診レベル”にとどまっているのが実情とのことだ。
配信についてはNetflixが興味を示しているとされ、2026年夏の開催案にも触れられたが、詳細な裏付けは提示されていない。
ラウジーは2018年にWWEへ転向後、今年1月に第2子を出産。現在はトレーニング動画を公開し復帰への関心を集めているものの、競技転向を示す確定的なコメントは出していない。
キャリアの大半をMMAとプロレスで過ごしてきたラウジーが、ボクシングのトップランカーといきなり対戦する現実味は決して高くない。対するテイラーは女子ボクシングの象徴的存在であり、大型の興行とはいえスポーツとして成立する条件が整うかは未知数だ。
それでも、ラウジーという“物語性のあるスター”の名前が持つ影響力は依然として大きい。両者の対決がもし本当に実現すれば、競技の枠を越えたイベントになる。

