「スパイがいる」次戦決定の堀口恭司選手、対戦相手関係者“偵察”に不快感!! トップ戦線で戦うがゆえの悩みも吐露「気分は良くない」
【©️UFC】
UFCファイターの堀口恭司選手(35=アメリカン・トップチーム)が15日までに自身のYouTubeチャンネルを更新。日本時間2月8日に開催される「UFCファイトナイト・ラスベガス113」で、アミル・アルバジ(イラク)と対戦することを発表した。
堀口選手は11月22日、世界最高峰の舞台UFCに復帰。
強豪タギル・ウランベコフ(ロシア)との一戦を3ラウンド一本勝ちで制し、
その格闘スキルの完成度の高さを改めて世界に示した。
復帰戦直後に次戦のオファーが届いたとSNSで投稿し、トップ戦線に返り咲いた者だからこそ求められる、過密かつ厳しいスケジュールを物語っている。
フライ級は、朝倉海選手を2ラウンドで下した
絶対王者アレッシャンドリ・パントージャの試合中の肘の脱臼でのアクシデントで
王座陥落などもあり、群雄割拠の様相。
堀口選手自身も高揚感を隠さなかったが、その一方で、
トップレベルで戦い続けるがゆえの悩みも明かした。
「スパイがいるんだよ、マジで」
堀口選手は練習環境について、「ATTはジムが広すぎてね。
アルバジのチームメイトだかもジムにいるんだよ。前回もウランベコフがいて、俺のスパーリングをずっと見てた」と、対戦相手側関係者による“偵察”があったことを告白。
トップ選手が集う巨大ジムならではの弊害を口にした。
コーチ陣も問題を認識しているといい、「隔離できるスペースもあるから、そこでやろうという話にはなっている」と対策も進めているという。
それでも堀口選手は、「しょうがないっちゃしょうがない。正直、見られようがやることは同じで関係ない」と冷静に受け止めつつも、「でも、やっぱり気分は良くないよね」と本音を吐露。世界の頂点を狙う立場だからこそ、些細な情報漏れすら気になる―。
そんなトップファイターならではの葛藤がにじんだ。

