映画『スタンド・バイ・ミー』の名匠ロブ・ライナー監督が妻とともに死亡 刺殺の疑いで捜査
2025.12.15
【©️CNN】
米映画界の重鎮であり、『スタンド・バイ・ミー』や『恋人たちの予感』など数々の名作を手掛けた映画監督ロブ・ライナー氏(78)が、現地時間14日、カリフォルニア州ロサンゼルスの自宅で妻ミシェル・シンガーさん(68)と共に死亡しているのが発見された。地元当局は2人の死因について刺傷によるものとみており、殺人事件の可能性があるとして捜査を進めている。
通報を受けて消防隊がロサンゼルス西部ブレントウッドの邸宅に駆け付けた午後3時頃、
78歳の男性と68歳の女性の遺体が発見されたという。
遺体には刃物による裂傷が確認され、
警察は現時点で明らかな容疑者を公表していないものの、事件として捜査を進めている。
ロブ・ライナー氏は1947年ニューヨーク市生まれ。
俳優としてCBSの人気シットコム『オール・イン・ザ・ファミリー』で広く知られるようになった後、映画監督へと転身。『スパイナル・タップ』(1984)で監督デビューを果たし、『スタンド・バイ・ミー』(1986)、『ミザリー』や『ア・フュー・グッドメン』など数々のヒット作を送り出した。夫婦は1989年に結婚し、複数の子どもをもうけていた。
本件について当局は詳細を明らかにしておらず、死因の確定や動機の解明は今後の捜査待ちとなっている。ハリウッド関係者やファンからは追悼の声が広がっている。

