UFCマネル・ケイプが、2位ロイバルを初回TKO!! フライ級戦線で再び主役へ「そのベルトは俺のもの」
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2025年12月13日(日本時間14日)、米ネバダ州ラスベガスのUFC APEXで開催された『UFC Fight Night: Royval vs. Kape』のメインイベント・フライ級5分5Rで、同級6位のマネル・ケイプ(アンゴラ/ポルトガル)が、ランキング2位のブランドン・ロイバル(米国)を1回3分18秒、右フックからのパウンドでTKOに下した。
モレノ、平良達郎を下してきた実力者ロイバルを圧倒する内容だった。
ケイプは序盤からケージ中央を支配し、距離とプレッシャーで主導権を掌握。
右ボディで意識を下げさせると、鋭い右フックをヒットさせてダウンを奪い、
そのまま試合を終わらせた。
両者はこれが3度目のマッチアップだった。
当初は負傷などで流れてきた一戦だったが、
満を持して実現した今回、ケイプが“待った甲斐のある決着”をつけた形だ。
この勝利でケイプはUFC2連勝、しかもいずれもKO勝利。
フライ級のトップ戦線が大きく動く中で、改めて「最も危険な挑戦者」として存在感を示した。
王者はジョシュア・ヴァン。
前王者アレシャンドレ・パントージャの王座陥落、世代交代が進む同級において、
ケイプの一撃は次期挑戦者レースに明確なインパクトを残した。
試合後、ケイプはケージ上で現王者ヴァンに向けて挑発。
「そのベルトは俺のものだ。もしケガがなければ、今ごろ俺がチャンピオンだった」と語り、タイトル挑戦への強い意欲を前面に押し出した。
2019年のRIZIN時代から高い打撃力を誇り、UFC参戦後は浮き沈みも経験してきたケイプ。
近年は攻守のバランスが整い、フィニッシュ力が際立つ試合内容を続けている。
今回、ランキング2位を初回TKOで沈めた事実はタイトル戦戦へのアピールに申分ない結果だ。次期ランキング更新次第では、タイトル戦線の最前列に躍り出る可能性も十分ある・
激しく入れ替わるUFCフライ級。
その中で、マネル・ケイプという“危険な存在”が、再び階級の中心へと浮上してきた。


