楽天、前田健太投手を電撃獲得!崩壊した先発陣の“特効薬”として11年ぶりの日本復帰に白羽の矢

2025.11.26

©️楽天イーグルス】

苦境に立つ楽天が、大胆な一手を放った。

球団は26日、前ヤンキース傘下3Aスクラントンでプレーしていた

前田健太投手と契約合意したと正式発表。

メジャー通算68勝、日米合計165勝を誇る名右腕が、

11年ぶりにNPBのマウンドへ戻る決断を下した。


 

前田投手は広島時代、2度の沢村賞と2度の最多勝に輝いた日本球界屈指のエース。2015年オフにポスティングでドジャース入りすると、MLBでもリリーフ適性を発揮しながらワールドシリーズに2年連続で登板するなど実績を積み重ねた。

しかし今季はタイガースで開幕を迎えるも、起用は中継ぎ中心で調子が上がらず防御率7.88と苦戦。退団後はカブス傘下、ヤンキース傾下3Aで再起を図ったが昇格には至らなかった。3Aでの成績は20試合6勝7敗、防御率5.40。11月には自身のSNSで「来季より日本でのキャリア継続を決めた」と心境を明かしていた。

一方の楽天は今季67勝74敗の4位。

先発陣の防御率3.72はリーグワースト、規定投球回到達者ゼロという異常事態だった。若手の台頭も十分とは言えず、シーズンを通してローテーションは“綱渡り”の連続。球団にとって、先発投手の獲得は最優先課題だった。

そこへ前田投手の復帰表明。球団は即座にアプローチし、40歳の岸孝之に続く“実績ある柱”として迎え入れる形となった。単なる戦力補強にとどまらず、若手に勝ち方・整え方を伝える指導的役割への期待も大きい。

MLBで10年、世界を知るベテランが、再び日本でどのような姿を見せるのか。

弱点だった先発陣に劇的変化をもたらすのか。