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米ラスベガスのUFC APEXで9日（日本時間）、総合格闘技イベント「UFCファイトナイト・ラスベガス111」が開催され、ウェルター級戦でガブリエル・ボンフィム（28＝ブラジル）がランディ・ブラウン（35＝ジャマイカ）を2ラウンドTKOで下し、連勝を4に伸ばした。決着は強烈な顔面へのヒザ蹴りによるもので、会場をどよめかせた。

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ボンフィムは元LFA王者で、UFCランキング14位の注目株。

プロボクシングでも5戦全勝と打撃技術に定評があり、MMA通算19戦18勝（3KO・13一本）と圧倒的な決定力を誇る。

兄イスマエルも同団体で活躍中の将来を期待されるファイターの1人。

一方のブラウンはキャリア20勝6敗（8KO・5一本）のベテラン。

今年4月には、ボンフィムに唯一の黒星をつけた

ニコラス・ダルビーをKOして勢いに乗っていた。

 

試合は序盤からボンフィムが積極的にカーフキックを放ち、ブラウンの動きを削る展開。第2ラウンドに入ると、反撃を狙ったブラウンに対し、ボンフィムがカウンターのオーバーハンドでプレッシャーをかけ、タイミングを見計らって放ったヒザ蹴りが顔面を直撃。ブラウンはその場で崩れ落ち、レフェリーが即座に試合を止めた。

豪快な一撃で4連勝を飾ったボンフィムは、ボーナスの「パフォーマンス・オブ・ザ・ナイト」を受賞。試合後のマイクでは元暫定王者コルビー・コビントン（米国）に名指しで挑戦状を叩きつけ、「逃げるのはやめろ。次はあなたを引退させる」と宣言した。

▪️大会結果（抜粋）
『UFCファイトナイト・ラスベガス111』
2025年11月9日（日・日本時間）／米ラスベガス・UFC APEX

▼ウェルター級
○ガブリエル・ボンフィム（ブラジル）
TKO 2R1分40秒＝顔面ヒザ蹴り
●ランディ・ブラウン（ジャマイカ）