ラグビー南アフリカ フランス代表を相手に逆転撃破!数的不利も圧巻のディフェンスと攻撃力

2025.11.9

【©️Quilter Nations Series】

スタッド・ド・フランスで行われたキルター・ネーションズシリーズで、南アフリカ代表スプリングボクスがフランスを32-17で下した。

前半終了間際に1人退場する苦境に追い込まれながらも、後半に3トライを奪い逆転勝利。

キャプテンFLシヤ・コリシの通算100キャップ試合を勝利で飾った。


試合序盤、リベンジに燃えるフランスが先手を取った。前半4分、FBトマ・ラモスの巧みな切り返しとキックパスからWTBダミアン・プノーがトライを決め、コンバージョンも成功して7点を先制。27分にはプノーが再びラインを突破し、フランスは序盤にリードを広げた。

しかし南アフリカも粘りを見せる。SOサシャ・ファインバーグ=ムンゴメズルのペナルティゴールで着実に得点を重ね、33分にはSHコーバス・ライナーがショートパントからトライ。1点差に迫り、前半を折り返した。

だが前半終了間際、LOルード・デヤハーがヘッドコンタクトでレッドカード。南アフリカは後半40分間を14名で戦う厳しい状況となった。

数的有利を得たフランスが攻勢をかけるも、南アフリカの鉄壁ディフェンスが前進を許さない。後半23分、フランスのWTBルイ・ビエル=ビアレがイエローカードを受けると、流れは一気にスプリングボクスに傾いた。25分、ラインアウトモールからトライを奪い逆転(18-17)。31分にはSHグラント・ウィリアムズが近場を抜けてトライ、37分にはSOファインバーグ=ムンゴメズルがスワーブで右サイドを突破し勝利を決定づけた。

最終スコア32-17。

数的不利にも屈しない南アフリカの強さが際立った一戦となった。