ボクシング界の“問題児”デービスが、またしてもリングの外でトラブルを起こした。

2025.11.4

【©️Netflix】
11月14日(日本時間15日)に米フロリダ州マイアミで予定されていたWBA世界ライト級王者ジャーボンテ・“タンク”・デービス(30=米国)と、人気ユーチューバーでWBAクルーザー級14位のジェイク・ポール(28=米国)のビッグマッチが中止となった。

主催の「Most Valuable Promotions(MVP)」と

配信パートナーのNetflixが3日(日本時間4日)に発表した。


 

■デービスに再び“犯罪疑惑” 告発相次ぎNetflix興行が白紙に

無敗の世界3階級制覇王者でありながら、たびたびトラブルを起こしてきたデービス。
今回も元交際相手の女性から「加重暴行」「不法監禁」「誘拐」などの容疑で告発されていたことが明らかになり、主催者側が緊急調査を開始。
MVPのナキサ・ビダリアンCEOは声明で「イベントは中止するが、ジェイク・ポールが2025年にNetflixで開催されるイベントのメインを務める計画は変わらない」と説明した。
新たな開催日程や会場、対戦相手については「追って発表される」としている。

 

■平岡アンディの世界初挑戦も宙に浮く

今回の興行では、WBA世界スーパーライト級1位の平岡アンディ(29=大橋)が、同級王者ゲーリー・アントゥアン・ラッセル(29=米国)への世界初挑戦を予定していた。
米リング誌は一時「12月に延期」と報じていたが、現時点では開催自体が不透明に。
日本ボクシング界にとっても大きな注目試合だっただけに、関係者の間では落胆の声が広がっている。

 

■ジェイク・ポールが怒り爆発「人間として最低だ」

中止発表を受け、ジェイク・ポールは自身のX(旧Twitter)でデービスを痛烈に批判。
「ジャーボンテ・デービスは歩くゴミ人間。プロ意識がなく、突拍子もない要求ばかり。何時間も遅刻し、逮捕と訴訟の繰り返し。そんな男を支持するのは、人類が犯す最も卑劣な罪に加担することだ」と強い言葉で非難した。

 

■代役候補にはあのスターたちの名も

新たな対戦候補としては、元2階級制覇王者アンドレ・ウォード(41=米国)、総合格闘家のネイト・ディアス(40=米国)、フランシス・ガヌー(39=カメルーン)、さらに元WBCライト級暫定王者ライアン・ガルシア(27=米国)や、5階級制覇を誇る現スーパーミドル級4団体統一王者テレンス・クロフォード(38=米国)らの名前も浮上している。