【RISE】YURA選手が衝撃の106秒KO ジャブ主体の戦術で伊藤澄哉を圧倒「テーマ通りの展開にできた」
2025.11.3

【©️RISE】
セミファイナル(第12試合)のオープンフィンガーグローブ(OFG)マッチ-66キロ契約3分3回戦で、ダイアタイガージム所属のYURA(22=スーパーライト級5位)が圧巻のパフォーマンスを披露した。
“緊急参戦”となった伊藤澄哉(29=戦ジム/ライト級2位、スーパーライト級4位)を相手に、ジャブのみで2度のダウンを奪い、1ラウンド1分46秒でノックアウト勝利を収めた。
当初、YURAはRISE世界スーパーライト級王者チャド・コリンズ(オーストラリア)との対戦が決まっていたが、チャドの負傷欠場により試合が白紙に。トーナメント準々決勝へ不戦勝で進むことになったYURAは、一時は大会自体への出場を見送る考えもあったという。
しかし、かつてYA-MANと激闘を演じた伊藤が名乗りを上げ、OFGルールでの一戦が実現した。
試合では、序盤からYURAの左ジャブが火を噴く。タイミングと精度で上回り、伊藤の前進を完全に制御。2度のダウンを奪うと、最後は立ち上がれないほどのダメージを与えて試合を決めた。
僅か106秒という圧勝劇だった。
試合後のインタビューでYURAは冷静に振り返る。
「今回は“ジャブで圧倒する”というテーマを持って臨みました。思い通りの形にできたので満足しています」と淡々と語り、次戦となる来年3月のGLORY×RISEトーナメント準々決勝(対イ・ソンヒョン)については「自信は全くないですが(笑)、できる限り鍛えて勝ちにいきたい」と謙虚に意気込みを口にした。
