ドジャース、球団史上初のワールドシリーズ連覇! 山本由伸投手が延長11回に神リリーフ、先発投手の大谷翔平選手も全力投球で歴史的死闘を制す

2025.11.2

【©️Los Angeles Dodgers,】

ロサンゼルス・ドジャースが、球団史上初となるワールドシリーズ2連覇を成し遂げた。
11月1日(現地時間)に行われた第7戦(トロント/ロジャース・センター)は、

延長11回までもつれる大激戦。最終的に

ドジャースがブルージェイズを5-4で下し、2年連続の世界一に輝いた。

 

 

■ 大谷選手が先発、気迫の投球でチームをけん引

中3x3CHALLENGE日で、最終戦に監督から指名され

先発マウンドに上がったのは大谷翔平投手(31)だった。

初回、ブルージェイズのスプリンガーにヒットを許しながらも、ルーカス、ゲレーロJr.を連続三振に仕留め、

さらに走者スプリンガーをタッチアウトにしてピンチを切り抜けた。
2回には二死満塁の場面を迎えるも、最後は159キロの直球で空振り三振。

絶体絶命のピンチで雄叫びを上げ、エースの意地を見せた。

しかし3回、ビシェットに痛恨のスライダーを捉えられ、センターへの3ラン。

大谷は3回3失点で降板となったが、最後まで気迫を失わずベンチでチームを鼓舞した。

 

■ 打線が反撃、そして延長戦へ

反撃の狼煙を上げたのは4回。

1死満塁の好機にテオスカー・ヘルナンデス(33)がセンターへ犠牲フライを放ち1点を返す。6回にもトミー・エドマン(30)の犠牲フライで1点差に詰め寄るなど、ドジャースは粘り強く試合を進めた。
それでも7回には再びブルージェイズのヒメネスにタイムリーを浴び、点差は再び2点に。迎えた8回、ベテランのマックス・マンシー(35)が中堅スタンドへ豪快なソロ本塁打を放ち、試合は再び息詰まる1点差となった。

 

■ 山本由伸投手、魂のリリーフで歴史を変える

9回、同点のまま延長に突入した試合を決めたのは、この男だった。
10回途中から登板した山本由伸(27)は、わずか中2日の連投。それでも150キロ台後半のストレートと鋭いスプリットを駆使し、ブルージェイズ打線を完全封殺。11回裏には無死一塁のピンチを迎えながらも、落ち着いた投球で後続を断った。

そして11回表、ドジャース打線がついに勝ち越し。

代打フリーマンの適時打で5-4と逆転に成功すると、

その裏を山本が三者凡退に仕留め、激戦に終止符を打った。

 

■ 球団史に残る“総力戦”

山本はシリーズ通算3試合に登板し、防御率1.02の圧巻の内容。
MVP候補にも名前が挙がる見事な働きで、現地メディアは「神リリーフ」「侍の魂がブルージェイズを沈めた」と絶賛した。
大谷も打撃で2安打を放ち、投手としても意地を見せた。

ドジャースはこれで、球団史上初のワールドシリーズ連覇。
デーブ・ロバーツ監督は試合後、「このチームには限界がない。

大谷選手も山本由伸選手も、そして全員がヒーローだった」と語り、

歓喜のシャンパンファイトがロッカールームを包んだ。

 

【試合結果】

ワールドシリーズ第7戦
ドジャース 5-4 ブルージェイズ(延長11回)
勝:山本(2勝0敗)
負:ホフマン(0勝1敗)
本塁打:ビシェット(ブルージェイズ)=3ラン、マンシー(ドジャース)=ソロ