ヒート、スパーズに惜敗で連勝ストップ スポールストラHC「勝負所で勝つプレーが大事」

2025.11.1

10月31日(現地時間30日)、NBAマイアミ・ヒートは

敵地でサンアントニオ・スパーズと対戦し、101―107で敗れた。

球団史上初の開幕5連勝を達成したスパーズと対照的に、

ヒートの連勝は3でストップした。

 

序盤から激しい点の取り合いとなり、前半だけで6度のリードチェンジを記録。1点を追う展開で試合を折り返したヒートだったが、後半立ち上がりにスパーズへ10―2のランを許し、第3クォーターはわずか14得点。

フィールドゴール成功率も21.7%に沈み、主導権を奪われた。

第4クォーターでは、今季初めてゾーンディフェンスを採用し19―3の猛攻で逆転に成功。しかし終盤で再び流れを失い、スパーズの立て直しに屈した。

試合後、エリック・スポールストラHCは「今夜は全体的に波があった。終盤の2つのポゼッションでオフェンスリバウンドを取られ、それがオープンスリーに繋がった。あのリバウンドを抑えていれば、展開は違っていたかもしれない」と振り返り、「結局は、勝負所で勝つプレーをできるかどうかが重要。あと1、2回のローテーションや努力があれば、内容が悪くても勝てた可能性はあった。そこが今日の最大の学びだ」と語った。

 この日はノーマン・パウエルとタイラー・ヒーローの主力2人を欠いての試合。ここまで平均131.5得点でリーグ首位の攻撃力を誇ったが、今季最低の101得点に終わり、オフェンシブレーティングも今季ワーストの102を記録した。

 バム・アデバヨが31得点10リバウンド、アンドリュー・ウィギンズが24得点6リバウンドと奮闘するも、勝利には届かず。ウィギンズは「リードを奪った後、それを守り切るのが次の課題。チームとして粘ってテンポを上げ、ディフェンスでも相手を止めていたが、最後までやり切らなければ意味がない」と悔しさをにじませた。

 アウェー4連戦を黒星でスタートしたヒートは、次戦11月3日に敵地でロサンゼルス・レイカーズと対戦する。