大谷翔平選手、ワールドシリーズ初登板で黒星 悔やまれる一球も次戦へ前向き「いつでも行けるように準備」

2025.10.29

【©️Los Angeles Dodgers, 】

ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平投手が28日(現地時間)、本拠地で行われたワールドシリーズ第4戦のブルージェイズ戦に先発登板し、7回途中4失点で敗戦投手となった。

メジャー移籍後初のシリーズ先発は白星で飾れなかったが、

粘りの投球で6回まで試合を作った。

 

3回1死一塁、ゲレーロJr.への高めに浮いたスイーパーを左中間へ運ばれ、

逆転2ランを被弾。これが試合を分ける一球となった。

試合後、大谷選手は「明らかな失投。悔やまれる1球だったのは結果論からしてもその通り」と振り返った。

それでも直後の4回には三者連続三振。

5回には再びゲレーロJr.を迎え、内角速球で中飛に仕留めるなど修正力を示した。

6回も無失点で切り抜けたが、7回先頭のバーショに安打、続くクレメントに二塁打を許し、90球で降板。

スタンドからはスタンディングオベーションが送られた。

降板後、リリーフ陣が追加点を許し、チームは2-6で敗戦。

シリーズ成績は2勝2敗のタイとなった。
前日の第3戦は延長18回、6時間39分に及ぶ死闘。

大谷選手は9打席連続出塁を記録し、延長11回には「脱水症状気味」で右足がけいれんする場面もあった。

それでもプレーを続行し、チームの勝利に貢献していた。

「昨日の試合がどうこうというつもりはない」としつつ、「単純に自分の動き、技術的な部分がよくなかった。7回の立ち上がりが一番悔やまれる」と大谷選手。
前夜は午前1時過ぎに球場を後にし、2時ごろ就寝。

入念なケアを経てマウンドに上がったといい、「サポートしてくれたスタッフに感謝したい」と話した。