「ハイスクール!奇面組」令和にまさかの復活 深夜で“昭和ボケ”は通じるのか?

2025.10.17

【©新沢基栄/集英社・奇面組】

1980年代に一世を風靡した新沢基栄さんのギャグマンガ

『ハイスクール!奇面組』が、令和の世にまさかの復活を遂げる。

2026年1月より、フジテレビの深夜アニメ枠

「ノイタミナ」(金曜23時30分~)で新作アニメ放送が決定した。

 

発表直後、X(旧Twitter)では「奇面組」がトレンド入り。

正式発表前にシルエットだけが公開された際も、「あの髪型と鼻の角度、どう見ても奇面組だろ!」とSNSは即座にざわついた。40年ぶりに彼らが動く──その事実だけで、当時のジャンプ黄金期を知る世代が一気にタイムスリップした格好だ。

しかし、気になるのはここからだ。深夜アニメ枠で昭和のボケは通用するのか?

 「前へならえで前歯が折れる」「恋の告白を黒板にチョークで書いて爆発」─そんな昭和的ギャグは、今の“令和ジェネレーション”にどこまで刺さるのだろう。

テンポ感が命の現代アニメ界に、あの「間(ま)」と「勢いだけのノリ」がどう翻訳されるのか。

一方で、深夜帯だからこそ自由に暴れられるという見方もある。

ゴールデンでは流せない昭和テンションを、今なら逆に「新しい」と感じる若者もいるはずだ。

令和のクリエイターが本気で“昭和のボケ”を再構築したら、

シュールギャグの系譜として新たなブームを生む可能性もある。