ヴァンダレイ・シウバ、リング上の乱闘騒ぎで素手の拳で不意打ちの攻撃を受けて重傷!法的措置を検討

2025.10.3

【from Wanderlei Silva】

格闘技界のレジェンドとして知られる

元PRIDEミドル級王者ヴァンダレイ・シウバ氏(49=ブラジル)が、

試合後の乱闘で負傷し、

加害者に対して訴訟問題へ発展する可能性が出ている。

 

シウバ氏は9月28日(日本時間)、

ブラジルで開催された格闘技イベント「スパテン・ファイト・ナイト2」に出場。

元ボクシング世界2階級制覇王者のアセリノ・フレイタス氏とエキシビション形式で対戦した。しかし、試合中の度重なる反則行為により失格となり、リング上に関係者が入り乱れて乱闘騒然となった。

試合終了後には両陣営の関係者がリング上に次々に乱入し、鼻息を荒くして生の拳で殴り合いの乱闘に発展。

その混乱の中で、シウバ氏はフレイタス氏の息子から不意打ちの右ストレートの剥き出しの拳でのパンチを受けて、即時に失神。

救急搬送された病院での検査の結果で、鼻骨の複数箇所骨折や両目の眼窩底骨折など、深刻な負傷が確認された。

ブラジルボクシング評議会は両選手に180日間の出場停止処分を科したものの、事態は沈静化していない。

シウバ氏は自身のSNSで「強い痛みや不眠に苦しんでいる」と明かし、さらに「今回の行為は明らかに犯罪であり、司法の判断を仰ぐべきだ」と述べ、加害者とされるラファエル・フレイタス氏に対し法的措置を検討していることを示した。

シウバ氏は昨年、慢性外傷性脳症(CTE)を患っていることを公表しており、今回の怪我は、健康状態にさらなる影響を及ぼす懸念もある。

今回の一連の危険な暴行事件で死亡事故が起こらなかったことが不幸中の幸いと言える。