【©️Chicago Cubs,】

カブスの主砲・鈴木誠也外野手（30）が、ついにメジャーの歴史に名を刻んだ。

26日（日本時間27日）のカージナルス戦、本拠地リグレー・フィールドで放った一振りは、シカゴの夜空を切り裂く豪快なグランドスラム。シーズン30本塁打を達成し、日本人では松井秀喜、大谷翔平に続く3人目、右打者としては史上初の快挙となった。

 

「5番・右翼」で先発出場した鈴木選手は、7回1死満塁の絶好機で右腕クロフトのシンカーを強振。白球は左中間スタンドへ一直線に突き刺さり、リグレーは総立ちとなった。打球速度は163.2キロ、飛距離119.5メートル。数字が示す通りの豪快弾に観客は興奮を隠せなかった。

この一発で今季101打点に到達。

日本人野手として初めて「右打者で30発＆100打点」の大台に乗せた。

前半戦だけで25本塁打を量産しながら、後半戦は苦しい時間が続いたが、

ここにきて2試合で3本塁打8打点と完全復調を印象づけた。

試合はカブスが12－1で大勝。

ポストシーズン進出を目指すチームにとって、

鈴木選手の一撃はまさに“希望の象徴”となった。