山本由伸投手、快投も報われず…ドジャース打線が沈黙で12勝目はお預け ジャイアンツに競り負ける
2025.9.13
【©️Los Angeles Dodgers】
ドジャースの山本由伸投手(27)が12日(日本時間13日)、敵地サンフランシスコでのジャイアンツ戦に先発。7回をわずか1安打1失点、10奪三振に抑える圧巻の投球を披露した。しかし打線の援護を得られず、救援陣の失点でチームは1―5で敗れ、山本の12勝目は再びお預けとなった。
初回に四球と中堅の拙守で先制点を許したものの、以降は完全無双。2回から7回まで打者20人を連続アウトに仕留める完璧な内容で、三振も次々と奪った。3試合連続の2桁奪三振を記録し、メジャー2年目で規定投球回もクリア。文句なしの快投でベンチからは称賛の声が飛んだ。
しかし、打線はジャイアンツの大ベテラン右腕ジャスティン・バーランダーの老獪な投球術に封じ込まれ、好機であと一本が出ない。7回にマイケル・コンフォルトのソロで追いついたが、大谷翔平選手が申告敬遠で歩かされた直後、ムーキー・ベッツが凡退し逆転には至らなかった。
試合の流れを決定づけたのは終盤だった。
9回、遊撃ベッツの悪送球からピンチを招き、延長に突入すると救援のカイル・スコットが痛恨のサヨナラ満塁本塁打を浴びた。
今季10度目となるサヨナラ負けで、連勝は4でストップした。
試合後、山本投手は「個人としてどうこうではなく、チームとして勝たなければいけない状況。前を向いていくしかない」と悔しさをにじませながらも前を向いた。