大坂なおみ選手が、出産後初の全米オープンテニスでベスト4達成 復帰後の躍進を印象付ける準決勝の激闘
2025.9.5
【©️US OPEN】
出産を経て復帰を果たした大坂なおみ選手が、全米オープン女子シングルス準決勝で世界ランク9位アニシモバと熱戦を繰り広げ、惜しくもファイナル進出はならなかったものの、出産後初の4大大会ベスト4入りという快挙を達成した。
■テニス・全米オープン 女子シングルス準決勝
今年第23シード、世界ランク24位の大坂は、序盤から積極的なプレーで主導権を握ると、相手の粘りにも屈せず第1セットをタイブレークで奪取。続く第2セットも互角の展開となり、3時間近くに及ぶ死闘の末、フルセットの末に惜敗した。
出産のため2022年9月の東レPPO以来ツアーを離れていた大坂は、2023年7月に第一子を出産。その後、24年元日のブリスベン国際で復帰し、パリオリンピック™にも出場するなど、着実にキャリアを再構築してきた。今回の全米オープンでのベスト4入りは、彼女の復活を国内外に印象付ける結果となった。
大坂は試合後、「久しぶりの大舞台で自分のテニスを表現できたことが嬉しい。次に向けてさらに成長したい」とコメント。4大大会でのファイナル進出こそ叶わなかったが、出産後もトップレベルで戦える実力を示した。
【全米OP・大坂なおみシングルス結果】
1回戦 大坂 2-0 G.ミネン(ベルギー)
2回戦 大坂 2-0 H.バプティスト(アメリカ)
3回戦 大坂 2-1 D.カサトキナ(オーストラリア)
4回戦 大坂 2-0 C.ガウフ(アメリカ)
準々決勝 大坂 2-0 K.ムホバ(チェコ)
準決勝 大坂 1-2 A.アニシモバ(アメリカ)