前回王者スペインが無念の敗退 ユーロバスケット2025、ベスト16の顔ぶれ出揃う
【©️FIBA】
驚きの結末が待っていた。
現地時間4日に行われたユーロバスケット2025のグループ最終戦で、
ディフェンディングチャンピオンのスペイン代表がギリシャとの激闘に敗れ、
まさかのグループフェーズ敗退。
1977年以来となる歴史的な早期敗退が決定した。
試合は一進一退の攻防が続き、同点8度、リードチェンジ13度を数える大熱戦。
だが最後に主役となったのはギリシャの大黒柱、ヤニス・アデトクンボだった。
NBAでも屈指のスーパースターは、25得点・14リバウンド・9アシストと“トリプルダブル級”の圧巻パフォーマンスを披露。90-86でギリシャが死闘を制し、堂々のグループ首位通過を果たした。
一方のスペインは2勝3敗と黒星先行で5位転落。
王者として臨んだ今大会で姿を消すという衝撃の結末に、現地メディアやファンの間では「黄金期の終焉か」と波紋が広がっている。
大会は休養日を挟み、6日からラトビア・リガで決勝トーナメントが開幕。
各グループ上位4か国が一発勝負の戦いに挑む。
無敗で勝ち上がったトルコ、ドイツを筆頭に、
セルビア、フランス、イタリア、そして勢いづくギリシャなど欧州の強豪が顔を揃えた。
■ユーロバスケット2025 ベスト16カード(日本時間)
【9月6日】
18:00 トルコ vs スウェーデン
21:15 ドイツ vs ポルトガル
24:30 リトアニア vs ラトビア
27:45 セルビア vs フィンランド
【9月7日】
18:00 ポーランド vs ボスニア・ヘルツェゴビナ
21:15 フランス vs ジョージア
24:30 イタリア vs スロベニア
27:45 ギリシャ vs イスラエル
無敗のチームが勢いを維持するのか、それとも新たな番狂わせが起きるのか。
前回王者がいない決勝トーナメントは、より混沌とした国の威信をかけた優勝争いとなるのは間違いないだろう。