前田健太投手、3回10失点の痛手・・・かつての名手に衰えの影
2025.8.29
【©️Scranton/Wilkes-Barre RailRiders】
ヤンキース傘下3Aスクラントンの前田健太投手(37)が28日(日本時間29日)、
本拠地でのメッツ傘下3Aシラキュース戦に先発登板した。
しかしながら、わずか3回を投げ11安打10失点と大乱調。
チームに大きな痛手を与える結果となった。
この日の直球は最速93マイル(約150キロ)を計測したものの、かつてのような切れや精度は見られず、打者に簡単に対応される場面が目立った。
立ち上がりから5失点を喫するなど、修正力にも陰りが見え、投手としての衰えを感じさせる内容だった。
今季3Aでの成績は16試合に登板し防御率6.25。
直近の登板では好投を見せるなど一瞬の輝きは残すものの、浮き沈みを繰り返す現状は、かつて安定感で鳴らした右腕とは大きく異なる。
数字が示すように、継続して結果を残すことは難しくなっている。
それでも、メジャーで通算63勝を挙げ、ポストシーズンでも数々の修羅場を経験してきた実績は揺るがない。投球術や経験値は若手に伝える価値があり、存在自体が無意味になるわけではない。ただし「メジャーのマウンドに立つ」という目標が現実的にどこまで可能なのか、キャリアの岐路に立たされているのは間違いない。
今回の大炎上は、単なる一試合の失敗にとどまらない。
輝かしいキャリアの終盤に差し掛かったベテランが、自らの限界とどう向き合うかを突きつけられた登板だったと言えるだろう。