女子テニス界のレジェンド マリア・シャラポワがテニス殿堂入りでセリーナと再会

2025.8.24


【from Maria Yuryevna Sharapova】

国際テニス殿堂は23日、2025年の殿堂入り式典を開催。女子テニス界の元世界ランク1位、マリア・シャラポワが晴れて殿堂入りを果たした。男子ダブルス部門では、アメリカのブライアン兄弟(ボブ&マイク)も同時に表彰を受けた。

 

式典には、現役時代にシャラポワと激闘を繰り広げた宿敵、元世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムズも駆けつけ、会場は温かい祝福ムードに包まれた。

シャラポワはスピーチで「テニスに人生を捧げたことで、テニスが私に人生を与えてくれた」と語り、38歳となった現在の心境を素直に語った。

キャリアでは四大大会5勝を含む通算36勝、さらに女子史上10人しか成し得ていない「生涯グランドスラム」を達成している。

そして、サプライズゲストとして登場したセリーナは、2004年ウィンブルドンで17歳のシャラポワに敗れた自身の思い出を振り返りながら、プレー中に話題となったシャラポワの“唸り声”についてユーモアを交えていじった。

「マリアはわずか17歳で世界を驚かせ、ウィンブルドンを制覇した。この試合は私にとっても最も苦い敗戦のひとつだった」と語りつつ、「あの時から、私たちのライバル関係はテニス界で話題を集め続けた」と当時の緊張感を振り返った。

このジョークに対し、シャラポワは笑いながら「あなたのじゃない!」と応戦。

セリーナも「違うわ、あなたのものよ。私はただ真似していただけ」と軽妙に返し、

会場を笑いで包んだ。