デービスがYouTuberジェイク・ポールと異例のエキシビション対戦へ 体格差30kgに波紋
【©️Netflix】
米・アトランタで11月15日(日本時間16日)に、WBA世界ライト級王者ガーボンタ・デービス(米国・30)とユーチューバー兼ボクサーのジェイク・ポール(米国・28)がエキシビションマッチで対戦することが決定した。
米国版『Netflix』でも正式にSNSで公表されている。
デービスはプロ戦績30勝(28KO)0敗1分の現WBA世界ライト級王者。
今月16日にラモント・ローチとの再戦が予定されていたが、今年6月に起きたDVや暴行容疑による逮捕の影響で試合は中止となった。
一方、ポールはアンソニー・ジョシュアとの対戦交渉を行っていたが、最終的に契約は決裂で試合には至らなかった。
注目されるのは、両者の体格差の点だ。
デービスはライト級(約61kg)、ポールはクルーザー級(約91kg)で、体重差は、通常体重でも約30kg以上の差となる。また、身長差も約20cmあり、
エキシビションマッチとはいえ異例の組み合わせとなる。
ポールはSNSで「ガーボンタは長い間、私の名前を侮辱してきた。私はどんな相手でも挑戦する」と自信を示した。
しかし、今回の試合には批判の声も少なくない。
元WBC世界ライト級暫定王者ライアン・ガルシアは自身のインスタグラムで「ヘビー級選手とライト級王者が戦うなど、ボクシングの公平性を損なう」と痛烈に批判。
ボクシングファンの間でもSNS上でも賛否は分かれ、「ビッグマッチになるかも」と期待する声がある一方で、「体格差が大きく意味のある試合とは言えない」と懸念する声も目立つ。
試合まで残り3カ月。
日本では、これまでにも、那須川天心がメイウェザーに同じように体格差がある中でボクシングマッチで挑んで、結果、タオルが投入のTKO負けを喫している実例がある。
(エキシビジョンマッチゆえに勝敗の優越は公式記録に残らず)
デービスが、この歴史的な体格差をどう克服して優位な試合展開に進めるのかが、注目のポイントになるだろう!