NBA人気PGのジョン・ウォール選手、現役引退を表明 輝きと苦難に彩られたキャリアに幕
2025.8.20
【©️Washington Wizards/ JohnWall】
ワシントン・ウィザーズで黄金期を築いた元NBAオールスター、ジョン・ウォール(34)が、現役引退を自身のSNSで発表。
投稿には映像とともに「引退をするけど、終わりではない。
これからもジョン・ウォールのやり方で」とメッセージが添えられ、ファンに別れを告げた。
2010年のNBAドラフト全体1位でウィザーズに入団したウォールは、
ルーキーイヤーから持ち前のスピードと爆発力でチームの大黒柱に成長。
2014年には平均19.3得点、8.8アシストを記録し、チームを6年ぶりのプレーオフ進出に導いた。その後も3シーズン連続で2桁アシストを達成し、2016-17シーズンには自己最多の平均23.1得点、10.7アシストをマーク。
豪快なドライブと精緻なパスワークを兼ね備えた“東のエースPG”としてリーグに名を轟かせた。
しかし、栄光の裏でウォールは幾度もの大ケガに苦しむことになる。
2017-18シーズンを境に長期離脱が増え、2019-20シーズンは全休。
ロケッツやクリッパーズで再起を図ったものの、首脳陣との軋轢や度重なる故障が重なり、以降は満足にコートへ立つことができなかった。
結局、この2シーズンは出場機会がないままキャリアの幕を下ろした。
通算647試合に出場したウォールは、平均18.7得点、8.9アシスト、4.2リバウンド、1.6スティールを記録。5度のオールスター出場を果たし、ウィザーズを象徴するスターとして一時代を築いた。