朝倉海選手が再起のUFCオクタゴンへ 王座戦完敗から8カ月…背水のUFC2戦目
2025.8.16
【©️UFC】
元RIZINバンタム級王者で、現在UFCフライ級15位の朝倉海選手(31=ジャパントップチーム)が、失地回復を懸けた再起戦に挑む。
17日(日本時間)、米イリノイ州シカゴのユナイテッドセンターで行われる「UFC319」で、同級11位ティム・エリオット(38=米国)と対戦。前日15日(同16日)の公式計量では、両者ともにリミットの126ポンド(約57・15キロ)でパス。
フェースオフでは握手の後、視線を交わしながら拳を突き合わせ、互いの覚悟を示した。
朝倉選手は昨年12月、電撃的なUFCデビュー戦でいきなり王者アレシャンドレ・パントージャ(ブラジル)に挑むも、2回一本負け。世界最高峰の舞台の厳しさを痛感した。
その屈辱から8カ月。
再びオクタゴンに立つ姿には、復活を待ちわびる日本のファンの期待と同時に、敗れられない重圧もかかる。
試合前にはUFCジャパンの公式インスタグラムを通じ「明日はぶちかまします」と宣言。短い言葉に、背水の覚悟がにじむ。
果たして朝倉選手は、王座戦で突き付けられた現実を糧に進化を遂げられたのか。世界ランキング上位との試練の一戦は、日本MMAにとっても大きな分岐点となる。
なお「UFC319」は動画配信サービスU-NEXTでライブ中継。