ダルビッシュ有投手、6回1失点の快投で今季2勝目 終盤は救援陣が完封リレー パドレス3連勝で首位ドジャース猛追
2025.8.12
【©️San Diego Padres】
MLB・ナ・リーグ西地区のパドレスは11日(日本時間12日)、敵地オラクル・パークでジャイアンツと対戦し、4―1で勝利。先発のダルビッシュ有投手(38)が6回84球、被安打4・奪三振6・無四死球、1失点(自責1)の好投で今季2勝目を挙げた。チームはこれで3連勝とし、首位ドジャースとのゲーム差を2に縮めた。
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前回6日のダイヤモンドバックス戦で4回3失点と悔しい内容に終わっていたダルビッシュ。この日は立ち上がりから制球と球威を兼ね備え、ジャイアンツの上位打線をわずか8球で三者凡退に仕留める上々の滑り出しを見せた。
2回に1死一、二塁のピンチを背負ったが、内角低めのストレートでベイリーを見逃し三振、続くコスもシンカーで打ち取り、無失点で切り抜ける。5回には左打者へ鋭く落ちるスプリット、右打者にはスイーパーとシンカーを織り交ぜ、ベイリー、コスらを含む3者連続三振。中盤以降はスプリットの抜けを修正し、持ち味の投球術が冴えわたった。
打線は6回、J.メリルの適時打で先制。しかしその裏、2死からデバースに甘く入ったシンカーを捉えられ、左中間スタンドへ同点ソロを許す。それでもパドレスは7回、クローネンワースの勝ち越し打、さらにファーミンの4号2ランで試合を決定づけた。
ダルビッシュは6回で役目を終え、7回エストレーダ、8回ミラー、9回スアレスとつなぐ盤石リレーでリードを死守。試合後、ベテラン右腕は「途中で修正できたのが大きかった。中継ぎ陣にも感謝したい」と冷静に振り返った。
パドレスは16日から敵地で首位ドジャースとの直接対決3連戦、23日からは本拠地で今季最後の直接対決に臨む。