【NBA】アキレス腱断裂のハリバートン、婚約で得た「もうひとつの節目」
【from Haliburton official Instagram】
インディアナ・ペイサーズのタイリース・ハリバートンが、長年交際してきたジェイド・ジョーンズさんとの婚約を発表した。場所は自身の母校アイオワ州立大学のホームアリーナ、ヒルトン・コロシアム。SNSにはプロポーズの様子を収めた写真が投稿され、多くの祝福が寄せられた。
2018年から交際を続けてきた2人にとって、今回の婚約は私生活における一つの区切りだ。しかし同時に、ハリバートンのキャリアは大きな岐路に立たされている。6月のNBAファイナル第7戦で右アキレス腱を断裂。チームは来季の全休を示唆しており、最短での復帰は2026–27シーズンになる可能性が高い。
アキレス腱断裂は、NBA選手にとって致命的な怪我のひとつだ。手術とリハビリで1年近くを要するだけでなく、復帰後も以前のパフォーマンスを維持できないケースが少なくない。昨シーズン、ハリバートンは平均18.6得点、9.2アシストと、ペイサーズの中心選手として活躍していただけに、負傷による戦線離脱の影響は決して小さくない。
一方で、ジェイドさんはウォルコット小学校の教員を務めつつ、モデル・インフルエンサーとしても活動。キングス時代からハリバートンのキャリアを支え続け、移籍後もコートサイドでその姿がたびたび目撃されてきた。婚約という形でその関係性をさらに深めたことは、精神面での支えとなるだろう。
とはいえ、厳しい現実は変わらない。ハリバートンが完全復帰を果たし、以前のようにチームを牽引できるかは未知数だ。本人は「この時間を使ってゲームへの理解を深めたい」と前向きなコメントを発しているが、キャリアの最盛期における長期離脱は、アスリートにとって大きな代償でもある。
SNSでは「Every step of the way(すべての段階で一緒に)」という言葉が添えられていたが、再びトップ戦線へ戻る準備に、大きな精神的な支えとなることだろう。