テニスの大坂なおみ選手 名将ムラトグルー氏との“旅路”に一区切り「素晴らしい経験だった」と感謝の言葉

2025.7.28

【大坂なおみ選手・公式Xより画像】

女子テニスでグランドスラム4勝を誇る大坂なおみが、日本時間28日、自身のSNSを通じてパトリック・ムラトグルー・コーチとのパートナーシップを終了したことを発表した。

 

大坂選手はX(旧ツイッター)にて「ありがとう、パトリック(Merci Patrick)」とフランス語で感謝を記し、さらに英語で「あなたからの学びは素晴らしい経験でした。幸運を祈ります。今まで出会った中で最もクールな人でした。きっとまた会えると思います」と、別れを惜しみつつも前向きなメッセージを投稿。

 

これに呼応するように、ムラトグルー氏も自身のインスタグラムで「10か月の協業を終え、プロとして別れを決めました。信頼、旅路、そしてともに築き上げてきた時間に感謝します」と、大坂との関係に敬意を表した。

ムラトグルー氏は、セリーナ・ウィリアムズ(米国)のグランドスラム23冠を支えた名コーチとして知られ、近年では2023年全米オープン優勝者のコリ・ガウフも指導するなど、世界的名声を誇る指導者だ。大坂とは昨年9月からタッグを組み、クレーシーズンには彼の運営するフランス・カンヌ近郊のトレーニング施設で合宿を実施。下部大会での優勝を果たすなど、再スタートを支える重要な役割を担っていた。

現在、大坂は自身が過去2度優勝している(8月24日開幕・ニューヨーク)を見据え、得意とするハードコートシーズンに突入。

初戦となったムバダラ・シティDC・オープンでは惜しくも2回戦敗退となったものの、すでに新たな体制で再始動している。