【©️Los Angeles Lakers,】

NBAのスーパースター、ルカ・ドンチッチがロサンゼルス・レイカーズと巨額の延長契約を結ぶ可能性が高まっている。契約が正式に可能となる8月3日を目前に、同選手の動向に注目が集まっている。

 

2月に行われた大型トレードでダラス・マーベリックスからロサンゼルス・レイカーズへ加入したルカ・ドンチッチ（26歳）は、シーズン途中の移籍ながらチームに即座にフィット。レギュラーシーズンでは28試合に出場し、平均28.2得点、8.1リバウンド、7.5アシスト、1.6スティールという圧巻の成績を残し、レイカーズのウェスタン・カンファレンス3位（50勝32敗）躍進に貢献した。

プレーオフではミネソタ・ティンバーウルブズとの第1ラウンドで1勝4敗と敗退したものの、ドンチッチ自身はシリーズを通じて両チーム最多となる平均30.2得点をマーク。個人としての存在感は際立っていた。

オフには、レブロン・ジェームズがプレーヤーオプションを行使して残留を決断。さらにFA市場では、ジェイク・ラレイビアに加え、ディアンドレ・エイトンやマーカス・スマートといった実力者の獲得にも成功しており、来季に向けたチーム再編が進んでいる。

そうした中、ドンチッチは2026−27シーズンの契約がプレーヤーオプションとなっており、早ければ今季終了後に制限なしFAとなる可能性がある。しかし、関係者によれば、今夏中にレイカーズとの延長契約を結ぶ見通しが強まっているという。

延長契約の交渉解禁日は8月3日とされており、ドンチッチはその翌日にジョーダンブランドのプロモーションイベントでロサンゼルスに滞在する予定。このタイミングで契約が成立する可能性もある。

仮に延長契約が成立すれば、その内容は4年総額2億2900万ドル（約336億円）にも上るとされ、NBA史上でも屈指の大型契約となる見通しだ。

なお、ドンチッチはその後「FIBAユーロバスケット2025」に出場するスロベニア代表に合流する予定で、8月上旬にはチームキャンプに参加を表明している。