MLBドジャース大谷翔平選手が先頭打者弾で魅せるも…ドジャースは逆転負けで連勝ストップ カーショーが4失点KO

2025.7.27

【©️Los Angeles Dodgers, 】

米大リーグ・ドジャースの大谷翔平が現地26日(日本時間27日)、敵地フェンウェイ・パークで行われたレッドソックス戦に「1番・指名打者」で先発出場し、初回に先頭打者本塁打となる今季38号を放った。しかしチームは中盤に逆転を許し、2−4で敗戦。3連勝はならなかった。

 

▪️先頭弾で主導権を握るも…反撃及ばず

試合開始早々、大谷がバットで試合を動かした。1ボール1ストライクからの3球目、レッドソックス先発ギャレット・クロシェットの97.1マイル(約156キロ)のフォーシームを完璧に捉え、打球は中堅スタンド後方へ一直線。敵地を静まり返らせる38号の豪快アーチで、ドジャースに流れを引き寄せた。

この一発は今季10本目の先頭打者本塁打で、メジャー通算では22本目。ホームランランキングでは2位のカイル・シュワーバー(フィリーズ)らに2本差をつけ、アーロン・ジャッジ(ヤンキース/37本)を抜いて単独トップに立った。シーズン60発も視野に入る勢いだ。

しかし、その後の大谷は2回、4回、7回の打席で3打席連続の空振り三振と失速。

最終的には4打数1安打1打点で打率.273とした。

 

▪️ベテラン左腕が誤算 カーショー投手が復帰2戦目で痛い4失点

ドジャースの先発は復帰登板から2戦目のクレイトン・カーショー。しかし、5回途中でマウンドを降りるまでに6安打4失点と苦しい投球内容となり、チームの反撃機運を削ぐ結果に。2回にレッドソックスが一挙3得点で逆転に成功し、その後は両軍とも得点機を生かせずに試合が進んだ。

打線も序盤以降は沈黙。大谷の一発と、テオスカー・ヘルナンデスによる16号ソロで得た2点にとどまり、連勝は2でストップ。勝ち越しをかけた敵地シリーズの重要な一戦で痛い黒星を喫した。