エマ・ワトソン、イギリスでスピード違反による免許停止処分 累積違反点が影響

2025.7.17

映画『ハリー・ポッター』シリーズでハーマイオニー・グレンジャー役を務めた英女優エマ・ワトソン氏(35)が、イングランド南部オックスフォードシャーでのスピード違反により、6か月間の運転免許停止処分を受けた。英BBCなど複数の現地メディアが7月16日までに報じた。

 

ワトソン氏は2023年7月31日夜、オックスフォード市内の制限速度30マイル(約48キロ)の区域において、自ら運転する青色のアウディ車で時速38マイル(約61キロ)を出していた。この速度超過に対し、英ハイ・ウィカム治安判事裁判所は16日、罰金1,044ポンド(約21万円)および違反点数の加点を命じた。

英国では、一般道での速度違反に対し3~6点の違反点が加算され、過去3年間で累積12点に達した場合、自動的に運転免許の停止処分が科される。ワトソン氏はこれ以前に9点の違反があり、今回の加点で累積点が基準を超えたため、免許停止に至った。

同氏は処分に関して裁判所への出廷を行わず、代理人の弁護士が罰金支払いの意志を表明した。

ワトソン氏は現在、オックスフォード大学の大学院でクリエイティブ・ライティングを専攻しており、俳優業からは距離を置いている。映画出演は2019年の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が最後となっている。

同日、同裁判所では『ハリー・ポッターと賢者の石』でマダム・フーチ役を演じた英女優ゾー・ワナメイカー氏(76)にも、スピード違反により同様の処分が下された。罰金額および免許停止期間はワトソン氏と同じであった。