チェルシー、クラブW杯初制覇も…試合後に小競り合 PSG指揮官の振る舞いに注目集まる
2025.7.14
FIFAクラブワールドカップ2025決勝が13日(現地時間)に行われ、チェルシー(イングランド)がパリ・サンジェルマン(フランス)を3-0で下し、リニューアルされたクラブW杯で初優勝を飾った。一方で、試合終了後に両チーム間で小競り合いが発生し、スポーツマンシップの観点から一部の振る舞いが議論を呼んでいる。
【Live中継で放送された問題のシーン】
複数の欧州メディアの報道によると、試合後の混乱の中で、PSGのルイス・エンリケ監督がチェルシーのFWジョアン・ペドロに接触する場面が映像に捉えられた。映像では、エンリケ監督がペドロ選手の喉元付近に手を伸ばすような仕草が確認されており、その後ペドロ選手が倒れ込む様子が見られた。
エンリケ監督は試合後の記者会見で、接触の意図について「私は選手たちの間に入り、衝突を防ごうとした」と説明。続けて、「(チェルシーの)マレスカ監督も押されていたし、選手同士の感情も高ぶっていた。私は状況を沈静化させるために行動した」と語った。
ただし、スペイン紙『アス』は、試合終了後であってもFIFAの規律委員会による調査と処分の対象になり得ると指摘。
FIFAの規定では、ピッチ上の攻撃的行為に対し、試合後であっても制裁を科すことができるとしており、今後の動向が注目される。
緊張感に包まれた決勝戦は、チェルシーの完勝という形で幕を下ろしたが、勝敗を越えた場面での対応が問われる結果となった。