BreakingDown16 溝口勇児COOが緊急参戦 判定勝利で組織の危機を救う

2025.7.14

13日、大阪で開催された格闘技イベント「BreakingDown16」において、同大会のCOOを務める溝口勇児氏(40)が急遽選手として出場し、ライトヘビー級キックボクシングのセミファイナルで4-1の判定勝利を収めた。

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当初は元プロボクサーの飯田将成選手(39)がラッパーのSATORUと対戦予定であったが、大会直前に飯田氏が試合を辞退。

飯田選手は、溝口氏の言動に対する不満を理由に試合欠場を決意した経緯をネット上で投稿している。一方で、主催側は大会の中心カードを失う事態に直面しながらも、溝口氏がCOOとして責任を自ら引き受け、代役としてリングに上がる決断を下した。

試合後、溝口氏は飯田選手に改めて対戦を呼びかけたが、団体CEOの決定権を持つ朝倉未来氏(32)は「今後の参戦は考えづらい」との見解を示している。

双方の言い分には一定の理解を示す声もあるが、ケガや重大な体調不良などの正当な理由がない限り、大会直前での試合辞退はプロとしての責任を著しく欠く行為であるとの批判が強い。興行やファン、対戦相手への影響を考慮すれば、プロフェッショナルとしての自覚と責任感が求められる場面であった。

その中で、溝口氏の決断は組織の信用を守り、興行の安定を図るための真摯な行動として、関係者やファンの間で高く評価されている。リングに立ち、自らの体を張って大会を救った姿は、まさにリーダーとしての矜持を示したものと言えるだろう。

【文:高須基一朗】