カブスー今永昇太投手、気迫の粘投も援護なく3敗目 鈴木誠也選手は3三振と沈黙…ツインズに完敗

2025.7.9

【©️Chicago Cubs,】

 

現地時間7月8日(日本時間9日)、ミネソタ州ミネアポリスのターゲット・フィールドで行われたツインズ戦に先発登板したカブスの今永昇太投手(31)は、6回を投げて5安打2失点の力投。

しかし打線の援護に恵まれず、今季3敗目を喫した。

チームは終盤に投手陣が崩れ、1-8で大敗。

地区2位との差もじわりと詰められている。

▪️初回に2点を失うも、その後はゼロを並べる

復帰後4戦目のマウンドに立った今永は、中5日で登板。立ち上がりは苦しみ、先頭・バクストン、続くジェファーズに連打を許し、いきなりの先制点献上。なおも一死一・三塁からルイスに犠牲フライを浴び、初回に2失点とされた。

しかし、そこから持ち味の粘りが光った。二死二塁で迎えたベイダーを三球三振に仕留めて最少失点で切り抜けると、2・3・5回はいずれも三者凡退。4回には走者を得点圏に背負ったが、落ち着いて後続を打ち取り、追加点は許さなかった。6回には一死からヒットを許すも、打たせて取る投球で切り抜けた。

6回を投げて球数わずか83球、被安打5、無四球、1奪三振、2失点。復帰後初のクオリティ・スタート(QS)も記録し、内容は申し分なかったが、勝敗の女神は微笑まず。これで今季成績は11試合登板で5勝3敗、防御率2.80となっている。

 

▪️鈴木誠也は3三振、チャンスで結果出せず・・・援護射撃できず・・・

打線では「3番・DH」で出場した鈴木誠也外野手(30)が振るわなかった。3打数無安打、3三振、1四球と結果を残せず、連続試合安打は6でストップ。

3回には一死一・三塁、8回には無死一・二塁の絶好機で打席が回るも、いずれも空振り三振に倒れ、勝負所で快音を響かせることはできなかった。今季はここまで打率.261、25本塁打、77打点、OPS.875と好調を維持しているが、この日の内容は悔いの残るものとなった。

 

▪️救援陣が炎上、痛すぎる終盤の6失点

1-2と追う8回裏、3番手のホッジがまさかの大乱調。3本の本塁打を浴びるなど、わずか1イニングで6失点。試合の流れを完全に失い、反撃の機運も消えた。

これで敵地6連戦の初戦を落としたカブス。首位カージナルスとの差はさらに開き、2位ブリュワーズとの差は2.5ゲーム差に縮まった。