【©️Chicago Cubs,】

26日（日本時間：27日）に、

シカゴ・カブスの今永昇太投手が約2カ月ぶりに先発マウンドへ戻り、

いきなりの快投で完全復活を印象づけた。

5月上旬に痛めた左太もも裏の故障からの復帰戦となったこの日、敵地でのカージナルス戦に先発。5回77球を投げ、許した安打はわずかに1本。1四球3奪三振、無失点と完璧に近い内容で、見事今季4勝目をマークした。

ストライクは全77球中49球。初回に唯一のヒットを許したものの、その後は15者連続無安打（1四球含む）という圧巻のピッチング。規定投球回には達していないながらも、防御率2.54はナ・リーグ4位相当と、その実力の高さを数字でも証明している。

注目の初回、2番ウィンに遊撃強襲の内野安打を浴びたものの、続く4番コントレラスを空振り三振に仕留めるなど冷静な投球でピンチを脱出。これには地元の中継局も「ショウタイムが帰ってきた！」と実況で熱狂した。

打線も援護に応え、2回にブッシュの13号ソロで先制。以降、今永は波に乗り、2回はわずか7球で三者凡退。3回は連続三振を奪うなど、テンポの良い投球で相手打線を寄せ付けなかった。

4月29日のパイレーツ戦以来となる白星。これで今季成績は4勝2敗に。復帰前日のインタビューでは「肩や肘のケガではなかったので、投げる感覚は維持できていた。明日も良いものを出せると思う」と語っていたが、その言葉通りの見事なピッチングで有言実行を果たした。