【クラブW杯】浦和レッズが世界の壁に屈す!! モンテレイに0-4完敗で大会3連敗の屈辱
【©️浦和レッズ】
FIFAクラブワールドカップ・グループステージ第3節が現地25日(日本時間26日)、米カリフォルニア州のローズ・ボウル・スタジアムで行われ、アジア王者として出場した浦和レッズは、北中米の強豪モンテレイ(メキシコ)に0-4で敗戦。3戦全敗で大会を終えた。
世界一の座を争うクラブW杯には、各大陸の王者が集結。日本勢として唯一出場した浦和だったが、その挑戦は厳しい現実に打ちのめされる結果となった。
初戦は南米代表の名門リーベル・プレートに1-3、第2戦では欧州の強豪インテルに1-2と連敗。決勝トーナメント進出は叶わず、迎えた最終戦でもメキシコの強豪モンテレイに力負けした。
▪️守備崩壊、前半で3失点
浦和はベテランGK西川周作を中心に守備陣を構成し、序盤は一進一退の展開を保っていた。しかし前半30分、モンテレイのネルソン・デオッサが30メートル超のロングシュートを突き刺し、均衡が崩れる。
そこから試合の主導権は完全に相手へ。34分にはヘルマン・ベルテラメに見事な崩しから2点目を許し、39分にはヘスス・コロナのミドルが突き刺さって前半だけで3失点。経験値の差が浮き彫りとなる展開となった。
▪️後半反撃も実らず…“幻のゴール”で意地見せられず
後半、浦和は交代出場のチアゴ・サンタナを起点にカウンターから何度かチャンスを作る。サポーターの熱い声援を受け、コーナーキックなどから相手ゴールに迫る場面も見せた。
試合終了間際には、右サイドからのクロスにサンタナが合わせてネットを揺らすも、判定はオフサイド。意地の一撃すら幻となり、逆に試合終盤にはダメ押しの4失点目を喫して完敗を喫した。
▪️世界との差と向き合う3連敗
今大会、浦和はアジアのトップとして世界に挑んだが、南米・欧州・北中米という強豪相手に3戦全敗という厳しい結果に終わった。
個々の技術、試合運び、そして決定力。世界の舞台で痛感させられた“差”を、どう埋めていくのか。日本サッカーの今後を占う意味でも、今回の敗戦は決して無駄にはできない。