【MLB】大谷翔平が“リアル二刀流弾”で魅せた!8戦ぶり26号で日米通算300本塁打に王手

2025.6.23

ドジャースの大谷翔平が、“二刀流”の真骨頂を見せつけた。

【©️Los Angeles Dodgers,】

6月22日(日本時間23日)、本拠地ドジャー・スタジアムで行われたナショナルズ戦に「1番・投手」で出場した大谷は、8回に8試合ぶりとなる26号2ランを放ち、13−7の大勝に大きく貢献。投打同時出場試合での本塁打は、エンゼルス時代の2023年8月23日(同24日)レッズ戦以来、実に669日ぶりとなる“リアル二刀流弾”だった。

 

打撃では4打数2安打5打点と爆発。打率は.291に上昇し、今季25度目のマルチ安打をマークした。

▪️判定覆し“幻の二塁打”が劇的弾に

8回1死二塁の場面で、右腕ルトリッジの外角フォーシームを捉えた打球は左翼フェンス付近へ。一度は二塁打と判定されたが、リプレー検証の結果、スタンドに届いていたことが確認され本塁打に変更。久々のアーチに本拠地のファンは総立ちとなった。

この一発で大谷は日米通算300本塁打(NPB:48本、MLB:251本)にあと1本と迫り、メモリアルアーチに王手をかけた。

▪️打撃絶好調、リーグHR争いも再加速

この26号でナ・リーグの本塁打争いではエウヘニオ・スアレス(ダイヤモンドバックス)を引き離し単独トップに。MLB全体ではカル・ローリー(マリナーズ)に5本差、アーロン・ジャッジ(ヤンキース)とは1本差に迫る。現在のペースはシーズン53本塁打と、キャリアハイも視野に入る勢いだ。

この日は他にも、7回の満塁のチャンスで走者一掃の三塁打を放つなど、勝負強さも光った。

 

▪️投げても圧巻、無失点の復帰2戦目

マウンドでも存在感を発揮した。復帰2戦目となるこの日は1回を18球で無安打無失点、2奪三振の快投。初回、味方の失策で走者を許すも、スイーパーとカットボールで連続三振を奪い、難なくピンチを切り抜けた。

16日(同17日)のパドレス戦では663日ぶりの登板で1失点を喫したが、この日は修正力を見せた。打っては2打数2安打2打点と前回も好調だったが、今回はさらにその上を行く“自己最多タイの5打点”をマーク。二刀流として今季最高のパフォーマンスだったといえる。

 

▪️4カード連続勝ち越しでチームも波に乗る

この勝利でチームは4カード連続の勝ち越しを決定。13得点の猛攻をけん引したのは、間違いなくこの男・大谷翔平だった。

投げて、打って、勝たせる――。唯一無二のスーパースターが、また新たな伝説を刻み続けている。