鈴木誠也選手、メジャー単独トップの51打点 日本人最多ペースで量産中

2025.5.29

【©️Chicago Cubs,】

 

シカゴ・カブスの鈴木誠也外野手が28日(日本時間29日)、本拠地リグレー・フィールドで行われたロッキーズ戦に「3番・DH」で先発出場し、先制の適時二塁打を含む3打数1安打1打点と活躍。これで今季の打点は51に達し、両リーグを通じて単独トップに立った。

打撃好調を維持し、チームも4連勝で貯金13と波に乗っている。

 

▪️初回に豪快な先制二塁打、今季51打点目

初回1死一塁の第1打席。鈴木はカウント1-2からロッキーズ先発ゴードンの甘く入ったスライダー(約137.8キロ)を完璧に捉えた。打球速度は111.7マイル(約179.8キロ)を記録し、中堅フェンスを直撃する弾丸ライナーの適時二塁打。これが今季51打点目となった。

前日27日(同28日)の試合でも、同じく「3番・DH」で出場し、3回に先制の左前適時打を放って50打点に到達。メジャー全体で今季最速の大台到達だった。

 

▪️大谷超えのペースで、日本人最多記録を更新か

カブスの今季56試合目での51打点は、昨季ドジャースの大谷翔平が記録した日本人メジャー最多の130打点をも上回るハイペース。単純計算で147打点ペースとなっており、自己最多だった2023年の74打点を大幅に更新する勢いだ。

これまでシーズン100打点以上を記録した日本人選手は、松井秀喜と大谷翔平の2人のみ。鈴木がこのままペースを維持すれば、史上3人目の快挙達成も現実味を帯びてくる。