元K-1 WORLD GPライト級王者・与座優貴（team VASILEUS）が、アジア最大の格闘技団体「ONE Championship」と独占の複数試合契約を締結した。

2025年4月22日（火）正午ぴったりのタイミングで、

所属チームを通じて正式に発表された。

 

▪️武尊、野杁に続きteam VASILEUSから3人目のONEファイターへ

ONEとの契約にあたり、与座は次のようにコメントしている。

「念願だったONE参戦が決まり、とても嬉しい気持ちとともに、今までにないほどモチベーションが高まっています。世界最高峰の舞台で、武尊さん、野杁さんと一緒にONEのベルトを巻くことが僕の目標。必ず世界最強を証明しますので、ファンの皆さん、ぜひ与座優貴の試合を楽しみにしていてください」

team VASILEUSからは、既に武尊、野杁正明がONEと契約しており、与座は3人目となる。

 

▪️空手からキックへ、そして世界へ

空手出身の与座は、2017年の極真会館「第6回全世界ウェイト制空手道選手権大会」で軽量級優勝という実績を持ち、2019年にキックボクシングに転向。デビュー後は7戦無敗（3KO）と快進撃を見せた。

その後、K-1を主戦場とし、2022年にはライト級王者・朝久泰央に勝利してタイトルを獲得。2023年の再戦でも朝久に勝利し、第6代K-1 WORLD GPライト級王者に輝いた。

直近では2024年3月、RISEライト級王者・中村寛に負傷判定勝利。

さらに7月にはゴンナパー・ウィラサクレックに1R3度のダウンを奪う圧勝。

同年9月には元ONE世界フライ級王者ペッダム・ペッティンディーアカデミーを3RでKOし、実力を世界に示し、国内では同階級で敵がいない状況だった。

現在までの戦績は19勝（9KO）2敗。

 

▪️強豪ばかりの激戦区・バンタム級へ参戦

与座が挑むONEのバンタム級（61.3kg～65.8kg）は、まさに強豪ひしめく激戦区だ。

英国のジョナサン・ハガティーを筆頭に、元K-1王者のウェイ・ルイ（中国）、イリアス・エナッシ（オランダ/モロッコ）、秋元皓貴（EVOLVE MMA/POD）、

さらにはスーパーレック・ギャットム（タイ）といった猛者が顔を揃える。

ムエタイルールでは、ナビル・アナン（アルジェリア/タイ）、ニコ・カリロ（スコットランド）らも控え、まさに熾烈なサバイバルが繰り広げられる階級だ。

与座は今後、ONE Friday FightsやONE Fight Night、ナンバーシリーズといった大会への出場が予定されており、「日本立ち技界の次世代エース」として世界の舞台での活躍が期待が高まる。

これまでに、武尊選手や野杁選手の状況から察するに、3戦以内には、

勝率によりタイトル戦が組まれる可能性が高いだろう。