堀口恭司選手とパントージャが臨戦モードか
▪️UFCフライ級王者と交錯した“意味深な2枚”
【堀口恭司選手・from official Instagram】
総合格闘家・堀口恭司(34=アメリカン・トップチーム)が自身のInstagramを更新し、同じくATT所属でUFCフライ級王者のアレシャンドレ・パントージャ(34)との交流を写した2枚の写真を公開した。その内容が、ファンの間で将来的な対戦を予感させるとして大きな話題となっている。
堀口は今年、念願のUFC復帰を決め、世界最高峰の舞台へ再び足を踏み入れようとしている。そんな中での今回の投稿は、復帰戦への期待だけでなく、さらにその先を想像させるものとなった。
写真の1枚目には、先日「ONE172」で若松佑弥との激闘を繰り広げた元ONEフライ級MMA世界王者のアドリアーノ・モラエス、そしてMMAファイターのジェイソン・イーストマンが見守る中、堀口とパントージャが対峙する姿が収められている。パントージャは堀口を指差しながら笑みを浮かべ、堀口は手を挙げて何かを語りかけている様子だった。両者の表情は穏やかでありながらも、その視線には確かな緊張感が宿っていた。
続く2枚目では、パントージャが堀口の右手を軽くつかみながら、右足でミドルキックを繰り出す場面が捉えられている。フォームは冗談ともスパーリングともとれる柔らかな動きながら、現役王者による“蹴り”という点に、見る者は思わず身を乗り出す。写真はあくまで親交の一場面とも受け取れるが、こうしたやりとりが投稿される背景には、今後の展開への含みを感じさせる。
堀口はこの投稿に「Can’t wait(待ちきれない)」という短いコメントを添えており、意味深な一言がファンの想像を一層かき立てている。
堀口は現在、再びUFCのフライ級戦線での活躍が期待されており、パントージャとは同門ながらも階級も立場も重なる存在だ。今回のやり取りが単なる親しい仲間同士の交流なのか、それとも将来の対戦をにらんだ布石なのかは明らかではない。
しかし、堀口がUFCの舞台に戻る今、あらゆる可能性は現実になり得る。2人の交差は、格闘技ファンにとって確実に見逃せない瞬間となった。