【©︎Baltimore Orioles】

 

オリオールズの菅野智之投手（35）が5日（日本時間6日）、

敵地で行われたロイヤルズ戦に先発登板。

5回1/3を投げ5安打1失点の好投で、念願のメジャー初勝利を飾った。

試合後はチームメートからシャワールームでビールかけの祝福を受け、

「日本では優勝のときしかやらないので驚いたが、

心から祝ってもらえてうれしかった。

もっと成長したいという気持ちが強くなった」と語った。

前回登板では手のけいれんで途中降板していたが、

この日は「ストライク先行を意識し、

落ち着いて試合に入れた」と振り返る。

寒さもあって「汗もかかないほどで、手の状態も問題なかった」と

体調も万全だった様子。

立ち上がりから快調で、3回2死まで打者8人を

完全に抑えるなど安定感抜群。

最大のピンチとなった5回の無死一、二塁も

冷静に3人を打ち取り、失点を防いだ。

6回にはウィットに本塁打を浴び、

さらに走者を背負ったところで降板。

最終的に5回1/3、89球を投げて1失点、

4奪三振、2四死球の内容だった。

多彩な変化球とストライクゾーンを広く使う投球は、

ベンチからも信頼感を得た。

「1勝は通過点。毎試合ベストを尽くし、

チャンピオンシップを目指して頑張りたい」と決意を語った。