指名手配から約2週間─遂に逮捕劇へ!無敗の3階級王者を襲った“リング外の現実”
ジャーボンテイ・デービス逮捕報道が突きつける 才能と危うさの同居
ボクシング界に衝撃が走った。
無敗を誇る世界3階級制覇王者、ジャーボンテイ・デービス(米国)が、
暴行、不法監禁、誘拐未遂の容疑で逮捕されたと、
米メディア『TMZスポーツ』が報じた。
31戦無敗(30勝28KO、1分)。現代ボクシング界でも屈指の破壊力と技巧を兼ね備えたサウスポーは、リング上では疑いようのないトップスターだ。しかしその輝かしいキャリアとは裏腹に、私生活ではたびたびトラブルを起こしてきた過去がある。
▪️18歳でプロ転向、無敗のまま3階級制覇へ
デービスはアマチュア時代から将来を嘱望され、18歳でプロに転向。デビューから8戦連続KO勝利という衝撃的なスタートを切った。
2017年、22歳でIBF世界スーパーフェザー級王者ホセ・ペドラサを7回TKOで下し、世界王座を獲得。
さらに2019年にはユリオルキス・ガンボアとのWBA世界ライト級王座決定戦を12回TKOで制し、2021年にはマリオ・バリオスを11回TKOで破ってスーパーライト級王座を獲得。階級の壁を越え、3階級制覇を成し遂げた。
その爆発力、試合運びの巧みさは、同世代の中でも抜きん出た存在と評価されてきた。
▪️繰り返されてきた“リング外”の問題行動
一方で、デービスはリング外での問題行動も少なくない。
過去には複数回の暴行事件やひき逃げ事件を起こし、有罪判決を受けて服役した経験もある。才能と同時に、危うさを抱えたボクサーであることは、以前から指摘されてきた。
今回の件について米国では次々に報道が加熱し、
デービスが1月14日に指名手配され約2週間後に逮捕されたと報道。
捜索には米国保安官も関与していたとされるが、
逮捕に至る具体的な経緯についての詳細は明らかにされていない。
▪️「片手で髪を引っ張り、もう片方の手で喉を…」とされる被害証言
報道によれば、事件は地元のジェントルマンズクラブで発生したとされる。
当局の説明として伝えられている内容は、以下の通りだ。
デービスと約5か月間、親密な関係にあったと主張する女性が、昨年10月下旬、午前4時15分頃に施設内で彼と接触。
女性は「片手で髪を引っ張られ、もう片方の手で喉を掴まれ、頭の後ろを押さえつけられた」と訴えているという。
さらに、彼女は「強引に階段を下ろされ、駐車場まで連れて行かれた」とも証言。
駐車場に着いた後に解放され、同僚のもとへ逃げたとされる。
女性は2日後に警察へ被害を届け出た。
当局は、担当刑事が「被害者の証言の重要な部分を裏付ける」防犯カメラ映像を確認したと説明している。
現時点で、デービス側の弁護士など公的な立場の代理人などから
詳細な反論や公式コメントは伝えられていない。
ただ、事実であれば、その影響はキャリアにとどまらず、ボクシング界全体にも波紋を広げることになるだろう。
いまだ無敗。類まれな才能を持つ王者に、今後どのような司法判断、そして競技上の処分が下されるのか。

