元UFC・PRIDEファイターの息子が逮捕 プロレス大会で突如として乱入後に暴行事件、被害者は重傷に
2025.9.19
米総合格闘技界のレジェンド、クイントン“ランペイジ”ジャクソンの息子が、信じがたい暴行事件を起こした。
米国の芸能情報サイト「TMZ」によると、ジャクソンの長男ラジャ・ジャクソン(25)は8月23日、カリフォルニア州で行われたプロレス大会に突如乱入。
試合中のレスラー、シコ・スチュ選手を押さえ込み、執拗に殴打したという。
スチュ選手はあごの骨折や裂傷、歯の損傷など深刻な重傷を負い、一時は意識不明の状態に陥った。
現場は一瞬にして騒然となり、観客が見守る中で行われた暴行は「スポーツイベントの安全性を根本から揺るがす蛮行」として波紋を広げている。
ラジャは18日(日本時間19日)、傷害容疑で逮捕。
現在も刑務所に収監されており、保釈金は5万ドル(約730万円)と設定された。
被害者のスチュ選手は入院生活を経て退院し、自宅療養を続けているが、長期的な回復が必要とされる見通しだ。
格闘技界を代表する名選手を父に持つラジャだが、その血統が輝かしい栄光ではなく、暴力事件という最悪の形で世間を騒がせることになった。
プロレス・格闘技イベントにおける警備体制の甘さとともに、スター選手の家族に対する社会的な責任のあり方も問われる事件となっている。