カネロ・アルバレスとジェイク・ポールのボクシング対決が中止に!! サウジアラビアでの新契約が決定
米スポーツ専門局「ESPN」は、6日(日本時間7日)、
プロボクシングのスーパーミドル級世界3団体統一王者サウル・“カネロ”・アルバレス(メキシコ)が、
ユーチューバー兼ボクサーのジェイク・ポール(米国)との
対戦に向けて最終調整に入ったと報じた。
試合は5月3日に、米ネバダ州ラスベガスのT-モバイル・アリーナで行われる予定で、
両者はクルーザー級(90.7キロ以下)で対戦する見込みだったが、
即時、それを打ち消す一報が届くこととなる。
▪️カネロ・アルバレスの輝かしい実績
現在、カネロは
WBA(世界ボクシング協会)および
WBO(世界ボクシング機構)のスーパーミドル級スーパー王者、
さらにWBC(世界ボクシング評議会)のスーパーミドル級王者として、
3団体の世界タイトルを保持している。
さらに、かつてはIBF(国際ボクシング連盟)のベルトも獲得し、
世界4団体王座を統一した実績を誇る4階級制覇王者。
その実力と存在感は、ボクシング界のトップ選手として揺るぎない地位を築いている。
▪️ジェイク・ポールは、ユーチューバーからボクサーへ転身
一方でジェイク・ポールは、ユーチューブで
約2090万人の登録者数を誇るインフルエンサーであり、
ボクシングにおいても注目を集めている。
昨年11月には、元3団体世界ヘビー級統一王者のマイク・タイソン(米国)と対戦し、
タイソンは19年ぶりの公式戦で判定負けを喫しました。
この試合は大きな注目を集め、
タイソンが得た賞金は2000万ドル(約31億円)に達したと報じられた。
▪️試合中止報道 – サウジアラビアでの新契約
しかし、試合の開催に関する新たな報道が浮上。
米国のボクシング専門誌「THE RING(リングマガジン)」は7日、
カネロとジェイク・ポールの対戦が中止になったことを速報。
これに対し、サウジアラビアの国営娯楽イベント「リヤド・シーズン」を主催する
総合娯楽庁のトゥルキ・アラルシク長官は、
自身のSNSでカネロとの4試合契約が成立したことを明かした。
▪️リヤド・シーズンでのデビュー戦、カネロの新たな挑戦
アラルシク長官は「ライオンに手を出すな」と投稿し、
カネロがリヤド・シーズンでの4試合に出場することを宣言。
カネロの初戦は5月にサウジアラビアのリヤドで行われる予定で、
リヤド・シーズンでの公式デビューとなる。
このため、カネロとジェイク・ポールの試合は実現しないことが確定。
▪️クロフォードとの対戦に向けて
また、カネロと2階級で4団体王座を統一した
テレンス・クロフォード(米国)との試合契約が当初は報じられたものの、
2日後に中止となり、
その後、9月にラスベガスでクロフォードとの一戦が予定されることが発表された。
クロフォードはSNSで、「9月のカネロ戦を待ち、
リヤド・シーズンで世界に衝撃を与えるつもりだ」と意気込みを語っている。
▪️2026年の展望 – カネロのさらなる活躍
カネロも同じく、アラルシク長官の投稿に「やろうぜ、兄弟」と応じ、
リヤド・シーズンでの挑戦に前向きな姿勢を見せた。
また、カネロは2026年2月にリヤドで試合を行い、
さらに同年10月にも4試合目が予定されているとの情報があり、
ボクシングファンからの注目が集まっている。
カネロとジェイク・ポールの対戦は実現しなかったものの、
カネロは今後もボクシング界のトップ選手として活躍を続け、
リヤド・シーズンでの試合において新たな挑戦を迎える。
【リヤド・シーズンとは!? 】
サウジアラビアの首都リヤドで開催される一連の大型エンターテイメントイベントを指している。
このイベントは、サウジアラビアの国営娯楽機関「総合娯楽庁」が主催しており、
音楽、スポーツ、舞台芸術、映画など、
さまざまなエンターテイメントが集結する祭典。
リヤド・シーズンは、サウジアラビアが
国際的な観光地としての魅力を高めるために設けた大型イベントで、
世界的に有名なアーティストやスポーツ選手を招致したり、
映画やコンサートなどの特別な公演が開催。
また、サウジアラビア政府は、観光業や国際的な交流を促進するため、
リヤド・シーズンを毎年開催しており、
その規模や内容は年々拡大している。
特にサウジアラビアの文化やエンターテイメント業界を
世界に向けてアピールする重要な機会となっており、
多くの著名なボクシングイベントやコンサート、
舞台芸術の公演が行われるなど、
多様なコンテンツが楽しめる場としても注目されている。